築地6丁目・てんぷら「黒川」、そして「のみたや」・Vol.549

私が社会人となって働き始めた1年目の秋、催事の担当者となり、多くのアルバイトを雇った。その中のリーダー格だったのが当時大学3年生のKOだった。そのKOを囲んで「一杯飲ろう」ということになり、昨日、築地に出かけた。メンバーは、当時の彼を知る5人。

「晴海通り」を銀座方面から東に進み、左に「歌舞伎座」を見てさらに築地4丁目の交差点を過ぎる。築地6丁目の交差点近くに来ると前方には「勝鬨橋」が見える。6丁目の交差点から20mばかり手前右の小路に入る、20mばかり先左に目的の店・てんぷら「黒川」がある。
店主が築地市場で仕入れた新鮮な魚、千葉の契約農家から取り寄せている・こだわりの野菜、そんなてんぷらを肴に一杯飲ろうとなったのだった。

もちろん、2軒目にも足を運んだ。2軒目の店内にはなつかしいポスターがはってあった。
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11日は地元の仲間と飲んだが、その時、オロナミンCや映画の宣伝ものなど、昭和の懐かしいポスターなどが貼ってある店で飲むのはいいネ!などと盛り上がったのだが、昨夜の2軒目は、私は初めてだったが、まさに昭和のそれ、だった。おもしろいものだ。

1軒目に話を戻すと、黒川のてんぷらはおいしく、食べるのと話に夢中で、写真を撮ることを忘れていた。帰り際に看板だけは撮った。小エビやタラの芽・・・みな美味く,蕗の薹など口に運ぶと蕗の香りが口中いっぱいに広がり、まさに春、だった。
黒川android-20160414101629

KOは、アルバイトに来た年の2年後の春、わが社に入社してきた。母校が甲子園に数回出ており、彼も野球部、ソックスだったかにその甲子園に出場した回数を示す星印があり、自慢げに話していたものだ。5年ばかり勤めて、地元埼玉に転職していった。実家は手広くやっている農家でもあった。その後音信は途切れなかったが、最後に会ったのは5年ほど前だった。そのころから、彼の家で採れる夏みかんが我が家にドカッと届くようになった。5年前に飲んだとき「そんなにいろいろ作っているなら、少しぐらいは送れ!」などと酔ったついでに私が言ったらしい・・・。私だけではなく、何人かは、私の一言の恩恵に預かっているらしい。

「米も作っているんだ。美味い米づくりに熱中している」とテンプラを食べながらKOは言った。私は、まだあまり酔っていなかったので、今度はグッとこらえた。「それも贈れ」とは言わなかった。
メンバーの中に、先輩も一人いた。さすが先輩だ、素敵なワイングラスを2人分、KOにプレゼントしていた。貰っているだけの私は、今度何か”お返し”をしなければ、と心の中でつぶやいてはいた。

別れ際にKOがソッと言った。「今度、コメの試供品を、少しだが、送るヨ」と。

2軒目は、ポスターの店、「まだ飲みたいや」ということで「のみたや」という居酒屋に入いったのだった。店のマッチがこれだ。
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皆と別れた後は、乗換駅の新宿、いつもの止まり木「ねぎし」で、酔い覚ましのコーヒーで一服した。
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「今度はコメがおくられてくるのか・・・」と、思わずニヤニヤとしてしまっていた。
かくして小雨も心地よく、昨夜は無事家にたどりついたのだった。

大漁歌いこみ、Fisher's song 斎太郎節で。

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