行雲流水79・145years ago・・・Vol.376。2015.8.10

少年時代、胸をワクワクさせて読んだ冒険SFもの、を最近読み直した。

『海底2万里』を先ほどやっと読み終えた。
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時代は、日本では坂本龍馬や新撰組が京の町を駆け抜けていたころの話だ。
そのころ、日本の近海から海の底の冒険に出かける者たちがいたのだ。

主人公アロナックス教授と従者コンセイユ、銛打ち名人ネッド、そしてもう一人の主人公ネモ、そう潜水艦ノーチラス号の船長だ、そして乗組員、登場人物は主にこんなところだ。
アロナックスたち3人が、ノーチラス号に保護されるというか拘留されるところから、世界1周の冒険が始まる。

スエズ運河の下の海底トンネル、海の底に沈んだアトランティス、南極点へ到達・・・、次から次へと奇想天外な物語が綴られていく。
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(海底に眠るアトランティス)

小説が出版されたのが、1870年、フランス人作家ジュール・ベルヌの作品だ。
今から145年ばかり前に架書かれたわけだ。作家の想像力の凄さに改めて圧倒されている。
海底2万1IMG_2171
約10か月で冒険は終わる。

このころわが日本はまだまだ刀で血で血を洗っていたんだものなー。

明治維新ごろの日本・横浜が登場するのが、同じベルヌの小説『八十日間世界1周』だ。
1872年発行。
特異なというか典型的英国紳士というか、フォッグ卿と従者が主役、それにフォッグを追う刑事、最後に妻となるインド美女。
ロンドンのサロンで賭けをし即日旅に出る。「80日間で世界を回って見せる」というものだ。
飛行機のない時代、船と汽車、または象にのり、地球を東回りに1周する。さて・・・?
ベルヌの描くフォッグ卿が見た145年ほど前の横浜の風景とは?
楽しみは尽きない。

そもそもこれらの小説を読み直したいと思ったきっかけはコナン・ドイルの『失われた世界』だった。
ドイルは、ご存じのように、ベルヌとともに現代SFの開祖などともいわれる。(ウェルズも)
こちらは今から103年ほど前の1912年発行。
ブラジルのマナウスあたりから密林の奥地にわけいっていく。100年以上前のころの話だ。
ベネズエラ国境にあるテーブルマウンテンが舞台だなどと当時は言われ、実際に小説に描かれた場所をつきとめようと探検隊が繰り出されたともいう。
サバンナ1の2
小説の舞台のひとつともいわれるテーブルマウンテン・ロライマ山
これは昨年撮影したものだが、100年前は、この大草原はジャングルだったという。

ここがどのように描かれたいたか、を知りたくて、まず、この本を読み直したことがきっかけだった。
3冊とも、少年時代に確かに読んだはずだが、全然おぼえていなかった。
同じ本でも全く関心事がちがったのか、単なる物忘れなのか?
それにしてもおかしい、物忘れなら、昔のことはよくおぼえているというのに!
進行が速いのか?!

まあ、そんなことで後の2冊も読み始めた。理由の半分は、とにかく100年以上も前に、日本や横浜などが作家によってどう描写されているかがおおきな動機だった。
おもしろかった。おすすめ!
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