葉山散歩14・木古庭1・・・Vol.356。2015.7.27

葉山・木古庭、浦賀道を行く。

不動滝。三浦半島唯一の自然滝と言われる。
不動滝

木古庭駐在所★1~後山★2~横浜横須賀道路下★3~本圓寺★4~白木稲荷大明神★5~高祖井戸★6~長屋門★7~藪地蔵★8~高祖坂の庚申塔★9~不動の滝・不動堂★10~大沢の庚申塔★11~湧井戸★12~境橋
(*ゆっくり歩いて1時間30分のコース)
1木古庭IMG_2014

木古庭(きこば)は、葉山町東端に位置し、横須賀と接する。

地形的には、大楠山系の北側にあたり、「衣笠断層」が久里浜から衣笠、木古庭から葉山に入り、上山口、下山口と走り、そして葉山御用邸あたりで相模湾に抜けている。その衣笠断層は旧浦賀道、現在の葉山横須賀線あたりということになり木古庭はその中間点あたりだ。
断層の南側、北斜面は、水が豊かだ。昭和の終わりごろには、棚田(千枚田)も多く見られ、この木古庭・藪地区から下山口・白石地区にかけていくつか存在していたという。今は、正吟の棚田(葉山散歩3)一つを残すのみだ。かつては三が岡山(葉山散歩9),日影山にも見られたと聞く。湧き水も豊富だ、今も”湧井戸”がいくつか澄んだ水を湧出させている。湧井戸は葉山特有の音変化で”ワクリド”と発音する。
それに反して断層の北側・南斜面は、湧き水に恵まれず、溜池などがいくつか造られたという。

葉山には山系が3本、東西に走る。
北から、まず”桜山の尾根”が、ある。長柄桜山古墳群(葉山散歩7,8)のある所だ。
次が、仙元山(葉山散歩4)から木古庭の畠山(208m)に続く、”葉山中央アルプス”と町内山歩き愛好家が呼ぶ山系だ。
一番南側を走る山系が”大楠山系”(葉山散歩5)だ。

人口は1600名前後だが、歴史も古く、葉山郷土史上重要な集落である。

高祖日蓮上人が草創した(1253年)といわれる大明山本圓寺もある。
江戸初期から続く名家も在る。
江戸時代初期から名主を務め、葉山村初代村長、葉山町初代村長を輩出している伊東家。平安時代末~源頼朝の時代頃に伊豆の豪族に端を発し、九州宮崎・飫肥の伊東家と同祖ともいわれる。家紋はともに「木瓜紋」で木古庭伊東家は「庵木瓜」だ。
飫肥藩の下級武士・小村寿太郎は、明治の優れた外交官で知られるが、葉山に別荘を持ち葉山で逝く。近代美術館近くに、彼の”終焉の碑”が今もある。当時の村長は伊東家の10代当主・春義氏である。

また、発見当時(昭和32年)世界最古といわれた縄文土器を出土した「馬の背山遺跡」などもある。が、残念ながら今はゴルフ場開発の浪間に消えて見ることができない。
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