行雲流水26・侠客・・・Vol.263。2015.3.26

石原雅彦さんのブログ「僕の寄り道」が好きで、楽しみにしている。
先般2か月くらい更新されなかったので心配したが、読書等充電の方が忙しかったようだ。今は再開している。
今朝がたも読んで、今は止まり木の下でコーヒータイムだ。

今朝読んだブログの中にボーとして草を食む”草原の牛”という文々があった。突然その言葉が頭に浮かんで来た。
”おー、いけない、いけない” このままじゃ、草原の牛、ならぬ、止まり木の下の動かぬ牛、になってしまうじゃないか!

同時に、2年ばかり前だったか、石原さんが編集委員をしている清水市の戸田書店が出している季刊『清水』のことを思い出していた。
石原さんは、「今度特集で”清水の次郎長”没後120年の企画を組むんだ、調べたら、八王子にも関わりがあったんだネ!」というようなことを言っていた。
ヘエー、と思い、調べてみたら、いた。近くに次郎長一家に草鞋を脱いだ任侠の徒が!
その時は、それで終わっていた。

時は今、「ヨシッ!天気もいいし、出かけるか!」
石原さんの納豆汁かけご飯ではないが、茶碗一杯分はなかったが、ご飯が少し残っていた。味噌汁の残りもわずかにあった。味噌汁を温めご飯にかけて、これを一気に胃袋に流し込んだ。量は少なかったが、2~3時間の散策には持ちこたえるエネルギー源だ、とあえて思い込んだ。

合羽、脇差、三度笠、というわけにはいかないが、代わりにカメラをぶらさげて家を出た。
(^^♪旅姿3人男♪をちょっとだけ口ずさんで。
そういえば、最近は会っていないが、この歌を十八番にしているボランティア仲間の大先輩がいて、よく踊り付で歌っていたものだ。お盆を三度笠に見立てて、おい、おまえも一緒に踊れ!と私は少し小さめのお盆を手渡され、傘にして踊っていたものだった。意外に受けて、よし、いずれはこれを自分の十八番にしよう!などと思ったこともあったなー、なんてことも思い出して股旅気分で歩き始めた。

めざすは八王子が生んだ侠客”関東綱五郎”の名残の跡だ。

綱五郎1江戸彼岸桜
綱五郎2江戸彼岸桜
江戸彼岸桜、樹齢200年。
綱五郎3枝垂桜
綱五郎4枝垂桜
枝垂桜、樹齢400年。彼岸桜も枝垂桜もちょうど満開だった。やはり動いてみるものだ。

そして彼岸桜の木の下に綱五郎は眠っていた。
綱五郎8墓
綱五郎7
綱五郎9墓

関東綱五郎は、八王子千人同心・鈴木家の6代目として生まれ、明治19年、63歳で没した。清水一家に草鞋を脱いだりした時期を経て、生まれ故郷の八王子高尾に戻り、地域に貢献する。
彼の墓は大光寺の境内、桜花爛漫、彼岸桜の咲き誇る下にあったが、以前は別の場所にあったものを鈴木家がここに移したのだという。末裔の鈴木家は今も地元の名士のひとりだ。
寺は明治5年焼失するが、綱五郎は自分の家を寺の庫裡にと寄進する。庫裏は今も残り庫裏として使われている。

大光寺
綱五郎5寺
庫裏
綱五郎6庫裏

住居跡もある。
大光寺は、京王線「高尾駅」南前にあり、高架のホームからはほぼ真下に見えるところに位置している。
今は彼岸桜と枝垂桜が咲き誇って見事だが、あと1週間もすると今度はソメイヨシノが、人々の目を楽しませてくれることだろう。
寺を出て、線路を横切ると、すぐに甲州街道に出る。
街道を西へ、つまり高尾山方面に歩を進める。約1kmほどでJR線の高架の下に出る。ここから100m強で「西浅川」と書いてある信号に出る。ここはT字路になっていて、右に進むと駒木野方面だ。右に折れず街道をまっすぐ進む。約200mで川に出る。”上椚田橋”(かみ、くぬぎだ、ばし)だ。この橋を渡ると、もうすぐそこだ。100m弱だ。高尾山方面に向かって右側、電柱の横にひっそりと石碑が建っている。
侠客関東綱五郎住宅跡
綱五郎10住宅

綱五郎14住宅
高尾駅方面から高尾山方面を見る。
トリックアートの看板がある建物の脇の電柱のそばに碑がある。自販機ボスの向こうだ。
綱五郎15住宅
反対方向の高尾山方面から高尾駅方面を見る。小さな石碑がそれだ。

上椚田橋に戻り、川の上流を眺めると、こんな風景が飛び込んでくる。
綱五郎16梅林
高尾は梅の里としても有名で、この奥ずっと、梅林などが点在している。

梅林のトンネルなどを散歩し、高尾駅に出た。
綱五郎18高尾駅
綱五郎18高尾駅 (2)

電車に乗らず、歩いて帰った。
”道草を食う牛”だったので、約4時間、16,000歩、11.5kmばかりの股旅道中だった。
石原さんのおかげだ!今日も”いい日”となった。
さて、とうに日は落ちてしまい、遅いが、そろそろ”止まり木”の時間とするか。
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おはようございます!
いつもながら浮さんのblogを楽しく拝見しています。
綱五郎さん所縁の名跡のお話や写真もすばらしいです!ぜひとも一度、目に心におさめたいです。
浮さんに直接お会いし、旅話などお聞かせ願いたいです!