自由かおもいやりか・・・Vol.2422
平穏な時は問題があまり表出しないが、今年のコロナ禍のように何か事が起きると人は一様ではなくなってくる。取り乱す人が多くなってくる。本性を現すともいう。
マスク問題は世界中で見られるようだが、先日はドイツのマスク着用反対デモがTVに映し出されていた。まだ10代と思われる純真そうな女性が「マスク着用の義務化は個人の自由を侵すもので絶対反対!」と顔を鬼にして主張していた。若い時は国境を超えて反権力的傾向が強くなる時期とは承知していても、そんな環境のなかにいるのか、育ったか、政治的確信を持った行動と発言か、いずれにしても彼女の場合は気持ちのいいものではなかった。「マスクと自由」の対比が唐突すぎたのかもしれない。
「これは自由の問題ではない。あえていうならば人をどう思いやれるか、“おもいやり”の問題だ」と喝破した司会者の一言が気分を直してくれたものだ。
その司会者は立川志らく師匠、私は彼の歯切れのいいところが好きだ。
日本でも騒動がなかったわけではない。
マスク不足、マスク商売、アベのマスク、マスク警察、電車内のマスク喧嘩等々、試行錯誤というか、テンヤワンヤがあったが、夏の熱さ・熱気が過ぎてから少し落ち着いてきたようにも思われる。
麻生大臣辺りが言うと、ヤレ他国を侮辱しているとか、差別・蔑視だなどと叩かれるだろうが、「やはり日本人は節度があり意識が高く、ちょっと異国とは違うなあ」などと思わざるを得ないことが多い。
TVのドイツ娘のように“自由を奪う権利は誰にもない”という正に正論をステレオタイプのように自己主張のみを繰り返し他者への想いや配慮ということに気付けない自己中心者は、特にそういうタイプの外国人旅行者などにはまだまだ来日してもらいたくはないものだ。
とはいうものの、この連休の人出などを見ると、混雑した観光地の密の中を平気でノーマスクで談笑しつつ歩く若者がTVに映し出されていたので、ドイツ娘と似たようなもので日本人でもあまり誇れない者もいることは事実だ。
人の動きが活発化してきそうな気配だが、どうか節度あるままの行動でお願いしたいものだ。
令和2年9月23日(水)、曇り、時に降ったり。段々と台風12号の影響が出て来そうな空模様となって来た。午前11時。
人の出入りを考えると排他的になって来る。
自由か思いやりか、飛躍しすぎだぞ、2者択一でないぞ、まぜこぜだ、何だっていいじゃないか、寛容・寛容!が肝心、とも思うものの、なかなかこんな境地には行きつかない。
行動を自主規制しているせいか、グダグダと考えることが多い。
精神世界では無限の彼方に飛んで行けるというが、下手な考え休むに似たり、で、休憩。

彼岸花。毎年決まって同じ時期に咲き出す。
今年は「まだかな?」などと思っているとスッと茎が出て、あっという間に伸びてパッと開いた。
♬ 旅愁 ♬
今日もご訪問くださってありがとうございました。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
では、また。
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コメント
曼珠沙華
2020-09-23 23:02 周防 匡 URL 編集
周防さんへ
2020-09-27 11:48 浮雲 URL 編集