遭遇:MTさんとアララットさん・・・Vol.2367
旧約聖書『創世記』、「ノア・約束の舟」の章。私のようなキリスト者でなくても聞いたことはある。
「ノアの箱舟」だ。
ノアの箱舟には思い出がある。
若者のころは誰にもあるが、私にも夢見た青年時代があった。
そんなころの半世紀近く前のこと。
イランからトルコに陸路をバスで国境を越えたことがあった。
ヒッピーの運転する小型のバスだった。
アフガニスタンなどからのいわば“帰りの駄賃”にと旅人を募り安い金額で乗せて故郷に帰るヒッピーのバスだった。こんな商売のような白タクならぬ白バスが結構あった。さすが大陸などと感心したものだった。
麻薬の運び屋をやって居る簾中もいるから用心しろなどといわれたものだった。
私が乗ったのはミュンヘンからやって来たヒッピーバスだった。
「日本も大陸と陸続きだったなら、私ももっと自由だったろうに」などと羨ましかったことを思い出す。
ただ、車で旅する日本人とは合わなかったが、アノ頃すでにバイクでアジアを旅している日本人はいた。

アフガニスタンのバーミアン近郊であった日本人。
彼はあれからどんな人生を送ったのだろうか?
無事に国境を超えてトルコに入って、ムニックの運転手が叫んだ。
「あれが、アララット山だ!」と。
茶色の大地の向こうに厳かに聳え立っていた。
宗教心がない私でも知っていた。
ノアの箱舟伝説の山だった。厳粛な気持になったものだった。
令和2年7月23日(木)。午後2時半、小雨。
昨日、夕刻6時近くに、遅い犬散歩に出かけた。
湯殿川を上流に向かったので、御霊神社内に愛犬を誘導した。
境内の中に3人、外に数人、計10人位の方がアオバズクを狙っていた。
どうやら雛が誕生したらしいようだ。
しばらく居てみたが、雛は顔を出さず、母親だけを見た所で失礼した。
愛犬はその間、ほかの方がカメラを構え座っている椅子の近くで伏せして静かに待っていた。
その方の近くに居た方が寄って来て、犬にとまった蚊を払ってくれ「(犬の)お名前は?」と聞いた。
「プーキーです」と私。
即「私はTujiと申します」とおっしゃる。
スグにわかった素敵な写真を撮るMTさんだった。
「浮雲さんですよね?」とMTさん。
「コロナが落ち着いたら、飲みましょう!もう一人葉月さんにも声かけて・・」ということで、後日に楽しみが残った。
いい一日だった。
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コメント
こんにちは!
楽しみにしていますね(๑>◡<๑)
2020-07-23 17:33 葉月 URL 編集
おはようございます。
2020-07-24 09:07 MT URL 編集
朝と夜
「おたのしみは、そのときに」ということでしょう。
私は歳ですから、その時までまず感染予防に努めます。では、いずれ。
2020-07-24 10:32 浮雲 URL 編集