FC2ブログ

優越感、嬉しいような情けないような・フレンチ・・・Vol.2361


まあ、なんだかんだと御託を並べるが、結局のところ底が知れている。
情けないかな、歳経ても変わっていないような気がする。

インドのベナレスから汽車に乗りサトナという小さな町に着き駅前の宿に泊まった。ココが目的だったわけではない。ココからバスで4時間ばかりの石窟寺院で有名なカジュラホが目的だった。
宿屋は雑貨なども売っていてこの小さな町では裕福な部類に属している方(小金を持っていそうな商売上手)だろうと感じさせ、10歳くらいの宿の息子は身なりも顔立ち・仕草もそれっぽかった。
「忙しいから、あいつに見てもらえ」と親父に言われたらしい。
息子がテキストとノートを持って私のところへやって来た。

「英語を教えて」と息子は言った。
エッと驚いたが、発音のことではないようだし、まあ何とかなるだろうと思って付き合った。
この街を素通りしていく外国人はいるのだろうが、泊まったり町をぶらつく外人などはほとんどいないのだろう。
昔の自分と同じだ。外人と見れば皆英語を話すものだと思っていた頃がある。
もっと驚いたのは、息子の次の言葉だった。
「フランス人か?」と聞いて来た。
ふざけたりバカにしているようではなかったが、これにはホントに驚いた。

「ノー、フレンチ。私は日本人だ」と彼に優しく言ってやった。
ただし、アフガンで「ノー、チーノ!」と言った時のような力強さはなかった。
情けないかな、間違われて嬉しいような優越感のようなものが湧いていたことも事実だった。

昔のひと頃、アメリカにあこがれてはアメリカ万歳、芸術の都パリと聞けば近寄りがたい香りが漂よい、そこで暮らすフランス人などは崇高な人?のように感じられていた。話す言葉すらも「ボソボソ、ムンニャムニャ」と心地よくお洒落で遠い存在だった。
忘れていたが、そんな下地(劣等感?)がまだ奥底に沈殿していたのだった。
欧米人(白人)崇拝とまでは行かないが、どこかでそれに近いようなものが埋め込まれたのだろう。
そんな嫌な部分が少し蘇った一瞬でもあった。
“百聞は一見に如かず“ まだまだ体験という、自分の頭や皮膚に刷り込む旅と時間が必要だった。

翌日、名残惜しかったが宿のボウズと別れ、カジュラホ行きのバスに乗った。

1カジュラホIMG_6555

カジュラホは石窟寺院だが、セックス・テンプルだった。寺院はすべて石の彫り物で覆われ、それは白昼堂々と陽に照らされていた。周りでは無邪気な子どもたちが遊ぶ。
非常におおらかな環境だったが、「これを見て育つ子どもたちは、どんな大人になるのだろうか」などと余計なことをつい考えてしまったものだ。
多分、「教育に悪い。削り取れ!」などという団体やPTAもないのだろうし、多分唯一の観光目玉、「生きていくことが第1」ということだろう。それとも高邁に「歴史は塗り替えるな、人の生態も隠しごとなし、ありのままにそのまま保存」ということかもしれない。

2寺院IMG_6556   3石窟IMG_6559

そう言えばカトマンズにも同じものがあった。石窟寺院ではなく木造寺院だったが、人の寄る広場の中央に位置していた。古い宮殿だそうでハヌマン・ドーカと呼ぶ。この彫り物も王が刺激を得るために彫らせたとか聞く。

5カトマンズIMG_6551   6カトマンズIMG_6552

いまだに載せることは恥ずかしいような気持ちがあるのは、アノ頃とあまり変わっていない。

それにしても世界には狂気の王が建てた建築物が多く、残っている物やその跡は、今や現代人の観光のメッカとなり、そこで暮らす人々の生活の糧となっているから妙なものだ。ドイツのノイシュバンシュタイン城然り、スリランカの岩山シーギリヤ・ロック然り・・・・。

令和2年6月30日(火)、雨。明日まで続くと言う。早目に風呂に入り、一杯飲るとしよう。
黒人差別だとかいう前科6犯の無法者フロイドについて書こうと思ったが、“カナダの口は悪いが変な忖度をしないわがまま親父さん”がブログに、(この件では)ほぼ私の言いたいことをズバッと書いていたので、2番煎じは止めることにした。酔う前に一言二言だけ、「是は是、非は非。そもそもを飛ばすな」と言いたい。そもそもを百段も飛び越えて、「別な次元の問題にすり替えるな」と。フランスの自転車泥棒の子どもの件も同様だ。まずは泥棒は泥棒。昔の日本人の母ならまず言った「たとえ飢えても、人様の物に手を出してはいけません! 人や世間のせいにするような卑怯者に育てた覚えはありません」
・・・あまり見ていないが、時代劇の見過ぎかな?
では。ひとっ風呂。

>♬ ガンダーラ ♬ ゴダイゴは歌うが、そうだろうか?



今日もご訪問くださってありがとうございました。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
早く安心安全な日々が訪れますように! では、また。





関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント