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湯殿川を描く男・・・Vol.2339


昨日のこと。
Sお婆さんのところへノコギリをぶら下げて歩いて行く途中、不審な男を見かけた。
むき出しのノコギリを持っている自分も傍から見れば不審人物かもしれないなと思いつつ、その男の側まで近寄って見た。倒れてはいなかったが、「こんなところで何を?」となにか怪しかった。

絵を描いていた。
「こんなところが絵になるもんか」と思いながら、そっと覗いた。
和合橋から上流を画帳に描いていた。
私は好きな場所だが、他人に自慢できるような処でもない。
家並みもごくありふれている。豪邸もない。古民家もない。川も特別に風情がある訳でもない。

1湯殿川でIMG_6465


でも絵の世界は違った。
知らない人が見れば「へぇー、素敵な場所だね」というような出来栄えだった。
嘘を描いていたわけでもない。
イイ感じの水彩画だった。
本音で「いいですねぇ~!」と言うと、男はまんざらでもなさそうな顔を向けた。

別れてから思い出した。
「あの男は、4月上旬に、南浅川の桜並木の下でスケッチしていた男ではないか?」と。
まだ居そうだから、帰りにでも聞いてみようと思った。

Sおばあさん宅の木を切ったら、すっかり忘れており、帰りは和合橋の下流の橋を通ってしまった。
家に戻って思い出したが、わざわざ聞きに行くのもなんだなと思い止めた。

令和2年5月28日(木)、午後6時、曇り、先ほど雨がザッと降った。
雨が降る前にSさんがやって来た。お菓子持参だった。「好きで切ったのだから」と言いつついただいた。
ついでに絵を描く男のことも思い出していた。


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コメント

非公開コメント

おはようございます。

こちらの和合橋の風景に見覚えがあると思えば、こちらで幻の鳥が出たという情報を教えていただいたので行ってきました。結局、空振りでしたが、情報を聞いて、このような住宅地に都内や近県各地など遠路はるばる人々がやって来るのがすごいと思いました。
水彩画と言えば、中学生の頃に授業で近所に水彩画を描きに出かけたことを思い出します。

残念

MTさんへ。こちらへ来られましたか。知っていればお茶など差し上げましたのに!
コノドジロムシクイですね。あの賑やかさが今では嘘のように静かです。1月から2月でしたね。
鳥も人もなくなったと思ったら、コロナがやってきたものでした。