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大河ドラマ・「韋駄天」で考えた・・・Vol.2333


不評だったNHK大河ドラマ「韋駄天」
従来とは一味違った切り口で私は結構楽しく観ていた。
特に前半は、さすが宮藤官九郎と思わせ、加納治五郎や金栗四三を演じる役者も躍動していた。
しかし、後半、いよいよ東京オリンピックとなってからがダメになった。メリハリがなく、ダラダラとボヤケてしまい、面白くもなんともなくなってしまった。宮藤も奇才でもなく普通の面白みのない凡人になってしまった。

つくずく大河ドラマは難しいもんだな、などと思う。
特に近代や現代がテーマなものは難しい
同時代に生き、現にまだ生きている者がいるからだ。
「韋駄天」の後半、東京五輪の場合で言えば、私は開催年前後にはすでに物心ついており、記憶も鮮明だ。TVも普及していた。
そして東京五輪の思い出のハイライトも、まだいくつかが残像となっていっそう凝縮されて残っている。
大河ドラマファンの多くも、その時代を生き、今なお健在で、それなりの“懐かしの東京五輪“像を持っているに違いない。
そこに宮藤は挑戦したのだから失敗するに決まっている。
みな、「なーんだ!」「俺の想いとは違うなあ!」とガックリきたのではないか。
おそらく、それぞれの焦点・決着点が違うんだろうから、絞りどころに迷った挙句に絞り切れず、総花的にならざるを得なかったことも判るが、工藤一人の自己満足に終わってしまった。残念だった。

以前このブログにも書いた気がするが、やはり、後半は「日系移民のオリンピック招致活動」話が正解だったのではないかと改めて思っている。原作は高杉良『祖国へ、熱き心を~東京にオリンピックを呼んだ男』がいい。主人公はフレッド和田勇だ。役者は、前半と同じ、和田の若き日(収容所時代など)を中村勘九郎でその後を役所広司がいい。彼らがどう演じ分けるかも“お楽しみ”というわけだ。

49祖国へIMG_6458


叶わぬ夢だが、返す返すも残念だ。

それにしても時代の動乱期には魅力的なような人物が多く現れてくる。
それを小説や映像化されたものなどで勝手にイメージが作られる。
最初に書いた者勝ち、映像化した者勝ち、それも広く評判を呼ばなければならないが、そんなところがある。
誰も会ったことがないのだから、好きにイメージすればいい。
特に成り上がる前、世に出てくる前のことなど正確には誰もわからない。
だから私は、好き勝手に面白く描き、魅力的に演じればいい、などと期待してしまう。
大河ドラマには、面白くワクワク感があればいい。単純だ。私は、それを期待しているようだ。
「麒麟が来る」は今のところ面白い。
だんだんと知ったつもりのシーンが出てくるだろうが、どのように描かれてくるだろうか?
最終回近くは、果たして?「おお、そう来たか!」と是非、驚かせてほしいものだ。

令和2年5月22日(金)、午後2時、薄曇り。日が差しそうで差さない。
フレッド和田は晩年、ロスアンジェルスに老人ホーム「日系引退者ホーム」を建てる。その資金集めで日本の多くの企業や彼の知人が協力する。そこには世間で良く聞く名前も多く登場してくる。あらためてパラッとめくってみたが、泣ける本だった。


今日もご訪問くださってありがとうございました。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
早く安心安全な日々が訪れますように! では、また。





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