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信じる力・ガンジス・・・Vol.2318


ホテイ草とウォーターリリーはどうしてもくっついて思い出される。
私よりだいぶ後でガンジス河を訪れた先輩Mが感動冷めやらずと言った風で大量に流れていく花を見て「あの花は何だ!」とインド人に聞いたらしい。
お前知らないのか!「あれは、ウォーターリリーだ!」と小馬鹿にした風に言ったらしい。

帰国後Mは「お前も見たか?!」と私に言った。
ドロのように濁ったガンジスに流れる溢れるゴミや捨てられた寺院の献花は見たが、残念ながら、息を飲むような大量の美しいソレは見たことがなかった。
悔しいが「いいえ」とだけ答えたものだった。

ベナレスのガンジスでは、近くに逝った人の焼き場もあり、焼かれたモノも聖なる河に流していた。
そんな中でインド人は沐浴をしていた。
口に泥水を含み注ぎ髪を洗い身体を清めていた。
「これでよく病気にならないものだ!」と心底驚いたものだった。
当時私は若く不衛生の部類だったが、さすがに彼らの真似は出来なかった。
信仰心がなく、徹底的に信じるという力もなかったからかもしれない。

1ガンジス河IMG_6401

2ガンジス河IMG_6400


Mが見たと言ったときには、「ソレはガンジスの水に根を張り花開く花。ガンジスに沈む夕日に照らされてさぞ荘厳だったろう」と勝手に解釈し、思い込んでいた。
今、冷静に考えると「アレは、寺院から捨てられた切り花の水連」だったのではないかとおもう。
しかし、感じたままでいいのだ。
人の見た夢は壊したくない。

3ガンジス河IMG_6399

我が家の初代メダカは、そのMがくれた。ホテイ草もついていたような気がする。
ある日、ホテイ草に花が咲いたことをMに告げたら、「お前、ホテイ草を英語で何というか知ってるか?」と言う。「知らないのか?」「ウォーターリリーって言うんだ」「俺がガンジスで見た華だ!お前は見ていないだろ?」と誇らしげに追い打ちをかけて言った。
物知りのMの言うことだから「ふ~ん」と長いこと信じて疑わなかったが・・・・。

令和2年5月6日(水)、午後6時、曇り。時々雨が落ち、雷も鳴っている。
私がガンジスの河岸に立ってからもう少しで半世紀近くになる。今もあの“カオスの世界”が人を惹きつけるているのだろうか?聖なるガンジスは蓮の花咲くドロ河のままだろうか?あの時沐浴していたお婆さんはすでに人生を全うして逝って今は孫たちが信心深く沐浴をしているに違いない。

今度Mに「ウォーターリリーは知らないが、ウォーターヒヤシンスは見たことがありますよ!」とでも言ってみるか・・・。慎重に用心して言わないと返り討ちに会い、滅多切りされる気もするが・・・。
外出規制もあり、もう4か月会っていないが、歳に似ず元気ではあるとMの現在の部下は言う。

今日の1曲 (^^♪ ガンジス ♬ 長渕剛で。彼がインドに行ったのは、Mより後のことだった。




今日もご訪問くださってありがとうございました。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
早く安心安全な日々が訪れますように! では、また、明日。



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