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石屋・その後の話②人の財布・・・Vol.2310


葉が揺れると、風が有ることが分かる。肌では感じないが、空にはそよ風があるのだろう。
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「そういえば、アノ石屋はゆかいだったなあ」と私。
「そうかしら? 図々しかったわね。悪くはなかったけれど」と妻。

「そういえば、金も払わなかったね」と私。
「えっ!」と妻。
「ちゃんと払いましたよ」と妻。
「えっ」と私。

「今日、払っておきましたからネ。と私が言ったらアナタは『フーン、で、いくら払った?』と言って、『まあ、妥当なところか。植木などは雑木だからタダみたいなもん、石だけが少し値があるか。あとは彼の日当だナ』とか他人事みたいに言っていたじゃない」と妻は鮮明だ。

そういわれるとそんな記憶も蘇ってきた。
毎日、我が家に出勤してくれと石屋に頼んだ覚えはないが、彼はパートのように、ほぼ毎日のように我が家に勝手に入り込み、水遣りなどをしていたから、延べ日数は相当なものになった。
「ボッタクリじゃあないな、金額に節度がある。マア妥当な線だ」と確かに言ったような気がしてきた。
「で、何時払ったんだ?」と聞くと、裏庭のバーベキュー畑づくりに話の花咲かせる少し前ごろだったと言う。「ジャー、あの土は、おまけだったか」とも貴方は言ったわよと妻。

ただ、「私が払ったことはない」は確かだった。妻が払っていたのだった。
とかく、自分の財布から出たものでないことは、私でなくとも忘れるものだ

令和2年5月1日(金)、12時半、まだ晴れが続く。
夕べの妻との会話だった。
「立て替えたお金、返して」などとは言われなかった。
しかし、もし、石屋がひょっこりと現れても、これで堂々と「ヤー、久しぶり、いらっしゃい!」と言えることが確実となった。でも、石屋の方が「少し取り過ぎたかな」などと引け目を感じているのかもしれないとも思うようになってきた。
私も「一輪車を返してくれ」などといわれても困る。
タップリと使った挙句に、パンクしたり錆びてきたりで、やがて廃車にしてしまったからだ。


今日もご訪問くださってありがとうございました。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
早く安心安全な日々が訪れますように! では、また、明日。



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