行雲流水13・・・春の気配・・・Vol.210。2015.1.19

春の気配。
晴れて澄んだ青空が見えるのは気持ちがいいが、冬も本番、寒い日々が続く。

日中のコーヒーはいいが、夕刻以降の止まり木でのビールはこたえる。早々に家の中に退散という日が多くなった。

そんななか、3日前に、朝、コーヒーを飲んでいて、ふと白いものが目に入った。
「あれっ、何だろう」と、近寄ってみると花が開いていた。
庭の梅の木に、2輪、白梅が咲いていた。

もう何年経っただろうか。鉢植えの白梅を買ってきて、家の中で眺めていた。当時は正月に間に合うように花が咲いていた。
いつの日か、盆栽の知識と技はなかったので、少し手に負えなくなったこともあり、庭に植え替えたのだった。
植え替えた最初の正月には、花が相当咲いた。
それが、だんだんと正月に咲く花の数が少なくなっていき、とうとう普通の開花期に咲くようになってしまっていたのだった。

数日前には”おう、だいぶ蕾がふくらんできたな、あと1か月ばかりの辛抱かな”などと思っていたのに、咲いていた。

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梅花に朝日があたると、なぜか口をついて出てくる句がある。

梅が香に のっと日の出る 山路かな (芭蕉)

この「のっと」が大好きだ。
だが、長いこと「山路」ではなく「朝日」だと、調べもせずに、そう思い込んでいた。そして「日の出る」を「顔出す」だと・・・。

可憐な梅の花を2輪見つけ、ほかにもあるかと、小さな庭の”春さがし”にコーヒーを中断して出かけた(数歩小庭をあるいてみた)。

あった!

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片隅に、水仙が、芽を出していた。

欲張って裏庭に回ってみた。
垣根越しに、隣家の奥さんが庭に出ていたので、挨拶を交わした。
「下枝は切ったほうがいい、と、ものの本に書いてあったので、今、切っていたんですよ」と言って、切ったばかりの小枝をくれた。

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ロウバイだった。
本当に花弁がロウのようで、とてもいい香りが、今もしている。

止まり木に戻った時には、飲みかけだったコーヒーは、もうすっかり冷え切っていたが、充実したおいしい一杯となっていた。
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コメント

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大寒の朝、おはようございます。
わが家の梅もつぼみがだいぶふくらんできました。力がみなぎっているように感じます。
ロフォスの紅梅、白梅はどうでしょうか。もうすぐですね。