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赤木俊夫さん・・・Vol.2247


一昨日TVで昨朝は朝刊で触れていた。
2018年3月に自殺した近畿財務局の職員・赤木さんのことだった。

赤木さんの奥さんが大阪地裁に、国と例のうさん臭さ満載といった忖度の佐川局長(のちに国税庁長官)相手に損害賠償を求めて提訴した。
死の直前に書いた遺書が公開された。
真面目一徹だったと言う赤木さんは、震える手で書いていたが、「佐川の指示で改竄した」と記されていた。
彼の普段からの口癖も紹介された。
俺は、契約しているのは国民だ」と言うものだった。
彼は上司に呼び出され日曜日に出勤した。
彼の部下の若手2人も一緒だった。

文書を改ざんしろ」と上司。
上司の言っている意味が解らなかった。「まさか!そんなことが許されるはずもない」ことを上司は言っていた。本省理財局からの命令だった。
泣いて「出来ない」と言う3人。
「やれ、これが組織だ」とTVドラマのような上司。
赤木さんは最後には命令に従うが、若い部下2人に“汚れ仕事”をやらせるわけにはいかない。部下にはやらせず自分が背負う。
こんなことの繰り返しで「国民と契約している」に反した仕事をやらせられるうちにメンタルも壊されて行ったのだろうか。

奥さんは夫の自殺後、何度も麻生大臣等に「せめて本当のことを(墓参りだけでも)お願いします」などとお願いしていたそうだ。2年もことを荒立てもせず、ささやかなお願いごとを続けて来た奥さんだったが報われず“ついに、これでは夫が浮かばれない”と提訴に踏み切ったらしい。
だが、一昨日の麻生大臣は「(墓参りにも)行きたいと思ったが、断られていた」と知らぬ存ぜぬを決め込んでいた。

TVからの受け売りだが、一般人の私などは、どうみても奥さんに軍配を上げる。
赤木さんは、遺書の最後に「こんな人生って何?」と書いていたそうだが、無念だったろう、悔しくて死にきれなかっただろう、と思う。

おそらく彼の上司や近畿財務局のそれなりの役職に在った者たちは皆事実を知っているはずだ。皆、生活があるから黙して語らずいるのだろうが、そうは問屋が卸さない。胃の奥に沈殿していて時々ウッと吐き出したくなっているに違いない。墓場まで持っていくと決めていてもだめだ。死ぬときに必ず蘇って「俺は卑怯者だった、情けない人生だった」だけが残るのだろう。
と言うのは、自分も歳のせいか最近時々昔のことが思い出され、たいした悪事ではないが、しなければ良かったということが時々蘇って来るのだ。寝覚めが悪い。
相手がいるうちに、チャンスがあるうちにきちんと謝罪すべきは謝罪し、真相を明かすべきだ。
おそらくこの一件もマスコミや政界・官界からも闇に葬られるかもしれない。

東国原氏が「佐川氏が一局長の立場であのようなことをできるわけがない」と。
彼の上、事務次官か大臣か首相補佐官か、誰か絵に描いた人がいて彼らが忖度したようだ。
総理、私に任せてください」「佐川、おれの言う通りにしろ、あとの面倒は見る」と実行責任者は言う。
その直後、佐川は長官になった。論功行賞というやつだ。あからさまで呆れたが、これができる人は誰だ?普通はこいつが黒幕だ。ドラマより単純明快だ。でも、大方はドラマでも現実にならってか、なかなか黒幕逮捕まで行かずにジ・エンドとなっている場合も多い。

パワハラと公文書かいざんで再度登場してもらえそうだが、どうだろうか。
黒幕たちもみな、立場や栄耀栄華の生活が懸かっているからこのままかもしれない。すでに「さわやかな人生を放棄」してしまい修羅の道を歩くと腹を決めてもいる(そんな覚悟もなく惰性か)だろうから、難しい。が、逆転もあるかもしれない。
要は「人生に何を重きを置くか」で決まるが、ことはそんなに簡単ではないことも判っている。
ドラマや小説のようにはいかない。が、・・・ひょっとしたらと淡い期待もしている。
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令和2年3月20日(金)、午ご14時半、今日も快晴。あたたか。
歳のせいか、思い込みが強すぎるか。でも、お天道様は知っている。
赤木さん、安らかに。

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