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パラサイトと修理する男・・・Vol.2105


ポン・ジュノ監督の韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が米アカデミー賞で作品賞など4冠を受賞した。韓国映画が受賞したことも初めてだそうだが、英語以外の外国映画が作品賞を受賞するのは初の快挙だそうだ。
TVなどでは関連ニュースが流れる。

ニュースによると韓国ソウルでの半地下生活者は36万人という。さらにもっと悲惨な生活を余儀なくされている人々もおり、スラム街が紹介されていた。報道では“韓国の想像をはるかに超えた格差社会”というようなテーマのようだった。世界のいたるところで“格差”が問題となり共通の懸案事項となっているようだ。

韓国には数回訪れており知人もいるが、正直なところ「半地下家族」やソウルに「スラム街」があることは知らなかった。
フィリピンやタイの東南アジアのスラム街は過去に訪れたことがあった。数年前には2か月ばかりだがリオデジャネイロのスラム街で暮らしたことがある。
いずれも、スラムの家の内部や環境は似たようなところがあるが、韓国の“家”そのものは最悪なものだった。壁や屋根はベニヤ板などをくっつき合わせて、紙や布で覆い暮らしていた。
これには本当にビックリした。「えッ、韓国にこんなところがあるの!」だった。
「人権派弁護士」として自らを縛り続ける文在寅大統領は、国政も外交も酷いもののようだ。

スラムの向こうには富裕層の象徴・高層高級マンション群が林立していた。
アレは見ないようにしています」とスラムで暮らす女性は言った。

日本では、目で見て“酷い!凄い!”と分かるこのようなスラム街は、昨今では私は知らない。
しかし、地域で暮らしてボランティアなどで実感することだが、日本でも確実に虐待や要保護児童・家庭が増えているし気になる子どもも親も増えているような気がする。「子どもの貧困」「子ども食堂、だれでも食堂」などという言葉も多く飛び交い、活動に励んでいる知人もいる。
ベニヤ板で囲った家でなく、車も持ち、見た目ではわからない。

見えないが、心の内には“格差社会のつけや不安・憤懣、もやもやした憎悪”など漠としたものが蔓延し出しているような気もする。そんな時代に入ってしまったのかもしれない。
新型コロナ騒動でも、やはり見えないモノ・正体不明なモノへの恐怖、これへの対処が至難の業だ。
世界中、政治もイデオロギーも右往左往で救世主はあらわれそうにない。

リオのスラム街。訪れた時は一時の劣悪からは抜け出し始めていた。人は皆優しかった。
1修理する男IMG_0485
ベニヤではなくレンガの家が多かったが、ただ積み上げただけという感じで地震などが来ればあっという間に瓦解するようなものだった。私が泊まっていた家も2階はまだ完成しておらず、2階に屋根はなく、いずれ窓がはめ込まれるかもしれない窓枠にビール缶やコーヒーなどを置いて眼下の華やかなコパカバーナの海岸を眺めていたものだ。道をはさんだ隣家では毎日のように修理などに男が精を出していた。

スラムの急坂の上に住む家族は熱烈なボタフォゴフアンで「ボタフォゴ」と書かれた大きな垂れ幕を外に吊るしていたが、ボタフォゴでの本田圭佑は彼らに受け入れられるだろうか、活躍を祈るばかりだ。

スラムの裏山に登るとボタフォゴ湾と町が見下ろせる。ボタフォゴ側は断崖絶壁でこの裏山からボタフォゴへ通じる道はない(映画「黒いオルフェ」に出てくる人を投げ落とす場所だ)。町を見下ろしてコルコバードの丘がある。

2ボタフォゴIMG_0510   3コルコバードの丘IMG_0508



令和2年2月11日(火)、17時半、人間世界の影響は受けている昨今だが、無縁のように青空が広がり、太陽の陽が心地良かった。体感温度・湿度ともにOK。

今日の1曲はカルロス・ジョビンで ♬ コルコバード ♬


今日もご訪問くださってありがとうございました。 感謝です。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
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