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杉の桜変化・・・Vol.1917


言葉を交わせば何かが始まる(ときもある) 素通りすればそれまで。

高尾山、6号路、大山橋、休憩。
ココには看板NO.11があり、最近タバコを買えば「空を見上げてごらん」などというカードが入っているが、ここの看板には「上を見上げてごらん」とある。続けて「セッコクが見えるよ」とある。

今日もここで杉の木を見上げた。
しかし、何も見えない。1年前に白内障の手術を終えてからはモノがよく見えるようになっているのに見えない。

「セッコクを捜しているんですか?」と声があった。
「ハイ」と振り向くと、休憩場所に先着していた男の声だった。
まあ、ほかには誰もいなかったから、彼に間違いはない。

「そこには以前はありましたが今はありません。あそこです」と男は指さした。
「おお、見えます」と私。少し遠くに薄い雲のように見えていた。

その大山橋に着いた時、その男は携帯で話をしており「大丈夫だよ。もう少し行ってから戻ろうかと思っている」」などと聞こえて来た。
「いやー、身体を壊しましてね。妻が心配してくれて電話がかかって来たんです」と男は私に言った。

「セッコクは、この沢沿いの下方にもありますよ!」と彼。
「しばらく降ると、木橋があり、その手前100mばかりのところです。見事ですよ。上を見て行けばわかります」と続けた。
木橋までの距離感は戻らなかったが木橋のあることは知っている。言われたとおりに上を向きながら歩くことにした時、二人ずれの中年女性が下りて来た。看板を見て上をきょろきょろ見上げている。
「何も見えないわね~」などと言っている。
すかさず私はしゃしゃり出た。
「あそこですよ。ほら、あっちに見えますよ」「今、コチラの方に教えてもらったばかりなんです」と私。
セッカク教えてもらったセッコクだったから、ほかの人にもおすそわけ、というわけだった。

病み上がりの親切な男に「ありがとうございました!お大事に」と礼を言い別れた。

上を見たり、転ばないように足元を見たりしながら15分くらい下っただろうか、視野が開け、突然に満開の桜?が飛び込んで来た。「これか!」だった。

眺めていると、先ほど休憩をしていた小学生の集団が追いついて来た。
「あれは、何ですか?」と引率の先生。
「セッコクですよ!綺麗ですね!」と聞いた風なことを自信をもって先生に教えた。

2セッコクIMG_4051

3セッコクIMG_4044

4セッコクIMG_4042

「みんな、あれはセッコク!さっきの子狸より、これは貴重だぞ!」などと先生は児童に言った。

涙ではなかったが 🎵 上を向いて歩こう ♫ を口ずさんで山を下った。


今日もご訪問くださってありがとうございました。 感謝です。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて

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