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夜の湯元・・・Vol.1892


宿の前には湯元があった。
5つの釜(湯元)が一か所にあり、それぞれ温度が100度の源泉、92度、82度、72度などとなっていた。
闇の中、ライトの灯りを時々隠しながら、湯けむりが揺れる。
新緑も時々灯りに映えて美しい。

26湯元IMG_3764

27湯元IMG_3756   28湯元IMG_3762

29湯元IMG_3759

野沢組惣代が「この中、組(合)員以外は立ち入り禁止」などと書かれた札も立っている。
翌朝、覗くと、組員が置く「温泉卵」になる卵が駕篭に入れられ源泉の中に浸かっていた。
72度の源泉では18分くらい入れておくと丁度いいのだそうだ。

6温泉卵IMG_3781   7温泉卵IMG_3780

夕刻に地元長野県在住のYTが到着して、夕食兼呑み会となった。
時間前に夕食場所を覗いたら、準備が始まり乾杯用の梅酒やビールがとりあえず置かれ出していた。
地元でしか飲めないと聞く日本酒“水尾”も冷やされつつあった。

とても感じの良い仲居さんが、料理の説明などを丁寧にしてくれて、話は盛り上がる。
「“取り回し鉢“と言います。江戸時代から続く祝膳料理です。コレガいもなます、コチラガしょうにいも、・・・」と仲居さん。
大きな鉢に盛られた料理を、各自が自由に自分のお手塩(小皿)に取り、次の人に回していく。
「“村のおかず“料理です」と仲居さん。
素朴な料理だが旨く心に沁みる味だ。
そして、やはり、おもてなしの心は人だなあ、などと言いつつ、「さあ、もう一杯」が続いた。

4宴会の準備IMG_3752   4水尾IMG_3753
(左:準備中。右:水尾、いもなます、しょうにいも・・。)

ワインも出た。赤か白かで少々もめたが、先ずは赤ワインが勝った。結局、白が好きなNKは、あとで白を頼んだので、もめることでもなかった。だが、こんなことも昔の仲間だから楽しいことだった。
なにせ、YRは糖尿病でもう目はほとんど見えず、歩くことはほぼ無理、50m進むのに仲間が脇に連れ添って長い時間がかかる。飲むことも一滴舐めるだけ、それでも参加した。「今年も生きてこられた。会えて嬉しい」という。



From Nozawa With Love 野沢より愛をこめて


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