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望郷・信濃路、八幡様・・・Vol.1872


車も入れない畑中の小道の突き当りは小さな広場になっており、「八幡様」と呼んでいる。
桜の老木が数本あり、いまだに花を咲かせていた。
樹齢はおそらく100年をこえるのではないか。

子どもの頃は、桜の季節になると毎年ここで地域の者たちが花見をした。
家族総出だった。
桜の木の下に紅白の幕を張り、赤玉ポートワインなども並んだ。
昭和30年前後の話だ。
子どもたちは、幕の内外に出たり入ったりして、時々重箱の中の食べ物をツマミ、ワイワイとそれだけで楽しいものだった。
あの頃はとても広いと思ったが、今見ればこんなにも狭かったのかなどと驚く。

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八幡様はチャンバラごっこなどの遊び場でもあった。
いつだったか、驚いたことがあった。
その春4月に新卒の小学校教師が赴任してきたが、その彼の給料明細が小祠の陰に落ちていたことがあった。
子どもだが、数字と先生の名前は読めた。
「ヘーッ、A先生の給料はこんなんなんだ!」などと皆で紙切れの回りにしゃがみこんでワイワイやったことがなつかしい。
騒いだ後、何か見てはいけないものを見たような気持ちになって、そっと元のところに戻したものだった。
でも、いったいなぜ、あんなところに落ちていたのか、今も不思議だ。
初月給を神様に感謝したのだろうか?

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花見も近年は、八幡様ではなく、近在の温泉などで一風呂浴びながらやるようになっている。
桜の大木も年老い、花木の勢いもだいぶ穏やかになって来ていた。
幹に絡まっているのは雑木やツルではない、ツツジだ。

誰だ!名を名乗れっ。赤胴鈴之助だ!



今日もご訪問くださってありがとうございました。 感謝です。
From Shinanoji With Love 信濃路より愛をこめて

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