248番目の元号は「令和」・・・Vol.1842
どんな元号になるのだろうか?と気にはなっていたが、想像しても詮無いと深くは詮索しなかった。決まって日が経てば自然と馴染むものだろう、というところだった。が、今日は早く散歩を切り上げて11時過ぎにはテレビの前に座った。11時半に発表と盛んにニュースで言っていたからだ。
菅官房長官は名誉ある発表役を務め歴史に残る人となったわけだが、畏れ多くもという感じで少々顔がこわばっていた。余計なお世話だろうが、もう少し笑顔でもよかったのではないか・・・。
出典は万葉集から、には驚いた。
1200年ほど前の日本最古の和歌集「万葉集」梅花の歌三十二首の序文からと言う。
「天平2年正月13日、~宴会を開く。時に初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉を開き、蘭は珮後の香を薫(かおら)す~」
“気淑く風和ぎ”がとてもいい。

勝手に解釈すると、梅の花を女性が化粧をする白粉に見立てたり、化粧後の帯玉で飾った着物の立ち姿からは蘭も香って来る。・・・化粧女性が比喩として登場する序文でもある、よく勇気をもって選んだものだとも驚く。
「宴会を開く」も酒呑みにはいい。
梅の咲くころどこで宴会を開いたのだろう?と浅学な私は早速インターネットのお世話になった。
大宰府の大伴旅人の屋敷の庭らしい。
序文の作者は山上憶良だという人もいた。
まあ、男の文で男の宴会には間違いがなさそうだ。
令も無理して令月からもってきたようにも思えなくもない。
が、目くじらを立てる必要もない、私はこれからしばらくは“気淑く風和ぎ”を口にしつつ小庭の止まり木で一杯飲れそうな、気分は良し、となったのだから。
それにしても「日本には1200年前からこんな歌集が存在するのだぞ」と世界に向けて発信したことはたいしたものである。「令子」という名の復活や「言霊の国」などもまた流行るだろうか。
従妹の「令子ちゃん」は喜んでいるのだろうか?
今日はサザンの ♬ 愛の言霊 ♬ を初音ミクでいこう。
今日もご訪問くださってありがとうございました。 感謝です。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
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コメント
こんばんは
2019-04-01 19:28 MT URL 編集
台風一過
スグに「令和」熱も冷めると思いますが、商魂たくましい人やいろいろなひとがいるものですね。
令和の西暦換算法、018+令和年、令和2年ならば018+2=(2)020とやっていましたが、なるほど!などと感心してしまいました。ご存じでしたか?
2019-04-02 18:16 浮雲 URL 編集