認知症について⑯金返せ!第3者の登場/こだわりの法則③・・・Vol.1821
[こだわり解除:8つのやり方]その3.
3.第3者・頼もしい味方の登場
嫁さんが「行きましょうよ」などと言っても、
「デイサービスは嫌だ」という人が多いんです」と先生。
ところが近所の方などが「私も感心があるので、一緒にどう?」などと言うと案外素直に行くんです。
公的な職業の方だともっと有効です。
かつて中曽根さんが首相だった頃です。お婆ちゃんが毎日「金返せ!」と言ってお寺に怒鳴り込むようになりました。かつて正気の頃に100万円を寄付したことがあったのです。それが認知症になって「とられた」と思い込んだのです。
お寺も息子夫婦も困り果てるわけです。息子夫婦は毎日お婆ちゃんを連れ帰っているうちに、今度は「息子夫婦は自分の財産を狙っている」に変わり、息子夫婦を部屋に一切入れないようになったのです。
このお婆ちゃんは、新聞は毎日全頁見る、TVも国会討論が好きで観る、一面しっかりしているんです。当然「病院にいきましょう」なんて言っても効くわけがありません。
私が訪問することにしました。この場合、当然「医者が来る」ではダメです。
「母さん、役所のお偉いさんが、財産問題で話を聞いてくれるそうですよ」「中曽根さんとも知り合いの方だそうです」と息子。
エライサンの私が行くと、おばあさんは「そんな偉い人がよくきてくださった」と平身低頭するくらいで部屋に入れてくれました。
そんな訪問を繰り返しているうちに息子夫婦に対する猜疑心は段々と軽くなっていきました。
なぜか?
強力な味方がついたからです。
この場合、最初は医者の立場を隠して嘘をつきましたが、普通は医者などの言うことはよく聞きます。
♬ 月光仮面 ♬ 参上 !

なずな、も健気に咲いている。
今日もご訪問くださってありがとうございました。 感謝です。
From Tokyo With Love 東京より愛をこめて
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