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ゲロリン・・・Vol.1345


小学校時代の冬休みの楽しみはアイススケートだった。
農家が提供してくれた田んぼに水を張り、寒いから、冬のはじめには立派なスケートリンクが出来上がる。
子ども同士で競争したり鬼ごっこをしたり、技を競ったりして一日が過ぎて行った。

スケートは下駄スケートで、下駄の下にスケートの歯がついているものだった。
歯といっても、ただの鉄の刃で、まっすぐな歯と、フィギアのように前がカーブして前の曲がったところにギザギザが彫られているもの、2種類があった。
“ゲロリン”と呼んでいた。

21下駄スケートIMG_3679

足袋を履いて滑るのだが、そのままでは足元がぐらついて滑ることは出来ないから、真田紐で固定する。
縛り方は先輩が伝授してくれた。
下手に縛るとすぐに紐が緩み、足元がぐらぐらしてうまく滑れない。骨折のもとにもなる。
紐もなんでもいいというわけではなかった。やはり真田紐が一番だった。

暮れに友人Mと飲んでいた時にスケートの話になり、ゲロリンのことを思い出したのだった。
Mは同じマンションに住む飲み仲間にそんな下駄スケートのことを話したと言う。
あらっ、私も真田紐だったわよ!得意だったなあ」と飲み仲間は言ったそうだ。
彼女も信州は佐久地方の出身だった。

なにかと政治的な匂いも漂う平昌五輪だが、スケートニッポン、特に女子の活躍は大いに期待できそうで、彼女らはゲロリンのことなど知らないだろうが、勝手にしみじみしつつ、楽しませてもらいたいものだなどと感慨に耽っている。
ちなみに、わたしも下駄スケートは得意なほうだった。

子ども心にも、スケートといったら長野県で、実際に有名な選手を多く輩出していた。そして県下では諏訪地方か佐久地方と思い込み、他人事ながら、なぜか誇らしく、田んぼで夢中になって滑っていたものだった。

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From Tokyo With Love 東京より愛をこめて

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コメント

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スケートをする人々

妻が編曲したオルゴールで、子どもの頃学校で聞かされた『スケーターズワルツ』の原題が「スケートをする人々」というのだと知りました。
スケートをする人々のいる信州の田んぼ、想像するだけでも美しいです。
絵の才能にもびっくり。ゲロリンの形がよくわかりました。

ワルツ

六さん、イメージを壊すようでもうしわけありませんが、田んぼリンクは鼻水垂らしたような我々ガキばかりでした。ワルツとは大分別な世界だったような・・・。ただその少し後頃だったでしょうか、軽井沢にきちんとしたスケートリンクが出来、そこは正に”スケーターズワルツ”の世界のようでした。

ゲロリンで雪国会津の田舎でも滑った

ゲロリンで雪国会津の田舎でも滑ったたいけんがありました。田んぼの中へ水を張って、凍るのを待って小雪を除けて子供たちの冬の楽しみでした。大雪が積もると、今度は山へ馬橇を引いて行って、数人で乗って滑り下りてくるのです。何回も、何回も時の経つのも忘れて楽しみました。
スキーの買える子供はあまり無く、面白かったですね。

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スキーの買える子供はあまり無く、面白かったですね。

仲川さん

ご訪問ありがとうございます。
私のところは雪はあまり積もりませんでしたが、降ると手作りの橇で近くの山道にでかけ滑ったものです。
「橇はやはり桜の木がいい」とか、「いや、くるみの木だ」とか生意気にも言っていたことなどを思い出します。