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鉢形城・・・Vol.1294


襟帯山河好 雄視関八州
古城跡空在 一水尚東流

山川は美しく 関八州を臨み見て名は轟きわたる
しかし古城跡は今は何もなくただ空しい
けれど荒川は変わらず 今も東に流れていく

と、いったような意味でいいだろうか。
大正7年、田山花袋がこの地に遊んだ時読んだ漢詩だ。
当時の鉢形城は、現在のように整備などされておらず、ただの林だったのだろう。 

1鉢形城IMG_3347

鉢形城。埼玉県寄居町にあり、北条3兄弟の3番目・氏邦(氏康の4男)の居城だ。
1590年6月14日、秀吉軍に包囲され開城し幕を閉じる。
城は荒川と深沢川に囲まれた急峻な地・断崖絶壁の上にある平山城だ。

搦手橋から見た深沢川と本曲輪に建つ田山花袋の漢詩が刻まれた石碑。
碑は昭和30年に田山花袋の詩を武者小路実篤が揮毫したものという。
2深沢川IMG_3340   3田山花袋IMG_3345

近くにある歴史館には復元した櫓があり、矢落としから武者が矢を構えて私たちを狙っていた。
「矢の蔵だったことから、櫓・やぐら、となったのです」とガイドさん。
4櫓IMG_3338

鉢形城が開城して9日後の6月23日、八王子城落城する。
北条3兄弟の2番目・北条氏照(氏康の3男)の城だった。
3兄弟の1番目・氏政(氏康の次男)の小田原城が落ちるのはその後となる。
そんな縁で八王子は寄居町と小田原市と姉妹都市になっている。
ちなみ歴史館の系図では、氏康の長男は「某」となっており、生まれてすぐにでも亡くなったのだろうか?

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