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プエルトリコのリコがやって来た・・・Vol.1278

チェックインカードに記入を済ませ部屋に案内される直前のことだった。
ホテルの玄関前に1台の車が止まった。

車の窓を開け、女性が「ヨシッ、ヨシはいるか!」と叫んでいた。
「オオ、私だが・・・」と私。
「セニョール! あなたはここじゃない。とにかくこの車に早く乗って!」というではないか。

セスナの男とはツアーが違っていたみたいだ。
「俺は違うらしい」と日本語で言って男とホテルマンと別れた。
彼らは少し唖然とした顔をしたがすぐに状況が分かって笑って「デ・ナーダ」と言った。
どうってことないぜ、アミーゴ!てなもんだった。

車に乗せられてまた空港に戻った。
「早く、あのバスに乗って!」と命じられるまま乗り込んだ。
バスと言っても指さされた先にエンジンをかけて停まっていたのは、大型の古そうなトラックだった。
トラックの荷台に長椅子を固定させ、屋根に幌をかけてある“バス”だった。
しかし今度こそ間違いなさそうだった。あのインディオ風の男がいた。
バスの中のツアー客らしい8人とインディオに日本語で「すみません!」と言って乗り込んだ。

私を乗せてバスは動き出しかかった。
「待ってくれ!」と大きな声がして男が飛び乗って来た。
スキンヘッドの大柄な男だった。私のほかにまだ一人いたのだった。
怖そうな男は乗り込むや否や「俺は、プエルト・リコのリコ!よろしく!」と言った。
外見とは違って意外に好いヤツのようだ。

12リコIMG_2727

実際、旅の道中、彼のおかげで旅は楽しいものとなった。
ツアー客は全部で10人だった。
インディオの血を引く男はカルロス、ガイド・案内人だった。
カルロスも大変素敵なヤツだった。
私たちのツアーの最初の1泊は小洒落たホテルではなくジャングルの中での野営だったが・・・。

無事エンジェルフォールの旅を終えて皆とはカナイマ村で別れた。
帰りはまた一人になった。
セスナに乗ると先客がいた。あの、来るとき一緒で親切にも私をホテルに連れって行ってくれたセスナの男だった。ツアーは別で、来るときと帰るときのセスナが同じ便ということだった。
互いに見合って「や―アミーゴ、げんきだったか?」という次第。

シウダーボリーバルの空港の外に出て、セスナの男と別れ、映画のようにはいかないが煙草に火をつけた。
♫ アディオス アミーゴ ♫
友たちよ さらば だ。

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コメント

非公開コメント

おはようございます

う~ん、うなります・・・。秘境(プエルトリコは実際はどうかわかりませんが)の絶景を訪ねるにはこんなわけのわからないことも起きちゃうんですね~。それでもゆるゆるな国のようで、時間に余裕のある旅ならそれもいい思い出でしょうか。^^;

No title

MTさん、私がスペイン語がよくわからないからだったと思います。
が、まあ何とかなるものでした。