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老舗の酒・・・Vol.1222

大都会の夜景を見ながらの酒もいいが老舗でやる酒もいい。
東京の新橋の雑踏の中にもまだ店を張っている老舗もある。
三島由紀夫といってももう知らない若い方も多いのかもしれないが、彼に所縁の店もある。
作家の彼が市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部で自決したのは今から半世紀近く前になる。
当時私はまだ学生で浅草酉の市に向かおうと御茶ノ水駅のホームに降りた時だった、そのニュースが流れてきたのだった。

鳥料理番付で大関と評された日本橋「末廣」(今はない)から分かれ、「末」の一字に初代・源一郎の「げん」からとって明治42年に開業したのが「末げん」で、今も新橋駅前のSL列車のすぐ近くに鳥割烹の店を構えている。
三島由紀夫はこの店の常連で、1970年自決前夜の11月24日には「楯の会」の仲間5人とこの「末げん」で最後の晩餐をしたという。

ここで一昨日一杯飲った。
私が時間通りで一番乗り、すぐにお呼ばれ客が3人やってきた。主催の呼びかけ人たちは誰一人現れない。「では、軽く飲りながら、待ちましょうか」と私。そういう私も主催者と言うよりは“お呼ばれ客”のようなものだったのだが。
「幹事さんですか?」というものだから、嘘は言えない「いや、ちがうのだが、まあとりあえずビールを」などと言って勝手に飲みだした。それが正解だった。
主催者たちがやって来たのは、飲みだしてから30分も過ぎていた。
「タクシーがつかまらず・・・」とか「いやー申し訳ない・・・」とかいろいろ聞こえたが、もうこちらは上の空、「おかわり!」などと良い機嫌な時間帯に入っていた。
「では、そろそろ日本酒を」などと、やはり先に来ていたお呼ばれさんも声を上げた。
立場の違いはあるが、皆旧知の中、無礼講のようなものだ。

酒田の上喜元や土佐の船中八策などでもちろん、皆上機嫌になっていった。
かくして、またも秋の夜は更けていった。

21末げんIMG_2785

22IMG_2777   23IMG_2776 - コピー

こんな夜は、峰の嵐か 松風か~ 駒引き留めて~ 想夫恋 ♬ 黒田節 ♬ だが、歌に出てくる日本語は、やっぱりいいなあ、なあ豆助!だ。
 


From Tokyo With Love  東京より愛を込めて
   ちょっとした段差に気を付ければ まだまだ飲める 
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