桜、記念日となるだろうか?・・・Vol.1052

「あらっ、綺麗ですね」「何かの記念日ですか?」
レジの列に並んでいると何人かが声を掛けてきた。
「ええ、まあ・・・」などと曖昧に少し微笑んで答えた。

記念日と言えば記念日だ。

ここ数年悩んでいた。
ここに桜を植えたらいいだろうな、と通るたびに思っていたのだった。
散歩途中の人も同じ思いの方が結構いた。
が、ここは湯殿川の土手、公の土地だ。自分の土地ではない。
と言いつつも、勝手に花などを少し植えたりしているのだが、咲けば道行く人も「いいですねエ!」などと言って喜ばせてはくれるが、花が好きな方ばかりではない、もっと厳格に物事を考える方もいる、内心ちょっと後ろめたいものがあるのも事実なのだ。
昨年は委託された草刈り業者が3回ほど来て綺麗に草を刈ったが、花畑などは、私がお願いしたわけではないがその都度残してくれた。おお、これで公認か、というか黙認してくれたな、などと少しホッとしている。

昨年、何本か抜かれた。枯れたコスモスなどは抜かれてもOKだったが、やっと根付いてきたなという楓も抜かれてしまった。子どもたちの遊ぶ邪魔になったのかもしれない、また、“抜く”という行為そのものが面白くて抜いたのかもしれない。散歩中、子どもが3人川原で遊んでいた。戻ってきたら楓が消えていた。「このっ、悪ガキめ!」と思ったがすでに姿はない、彼らではないかもしれないが、ムッとなったのは事実だ。
しかし、彼らだとしても、彼らが悪いわけでは全然ない、むしろ植えた方が悪い、「このっ、悪ジジイめっ!」と言う方に理がある。

そんなわけで、桜を植えても、また抜かれるだろう、そんな思いが常にあったから植えることに悩んでいたのだった。

が、ついに“やはり、ここに桜が咲いたら綺麗だろうな”が勝ってしまった。
念のため、一番近くに住む親父さんに「植えたら花びらなどが散ってオタクに迷惑かね?」と聞いたら、「なんの、ぜひ植えてよ」と嬉しい返事。
順調に育てば14年ばかりで少しは見れるような桜木になるので“今植えれば、なんとかあの世に行く前になんとか間に合うかもしれない”そんな思いにも突き動かされたのだった。

4月14日、法政大学前の桜並木を抜けて城山のカインズホームにソメイヨシノ桜を買いに出かけたのだった。1本980円。背丈150cm。
「記念日ですか?」と聞かれたが、そのとおり!「桜を植える決心をした記念日」だったのだ。抜かれたら抜かれたで、ケセラセラ・・・。
翌15日に植樹。

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植えてから友人が「カチューシャ」と題してブログに書いているのを見た。
百日紅だか姫林檎だったか、鉢植えを買って来てしばらくそのままに放っておく、そうして環境に馴染ませてから定植するのだ、というようなことを書いていた、なるほどと思ったが“後の祭り”、桜は一晩寝かせただけで植えてきてしまった。

先ほど見てきたが、桜はまだ抜かれていなかった。

今日は桜ではなく、林檎の花で その ♫ カチューシャ ♫ でいこう。


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