ウォーターリリー・・・Vol.1034

ウォーターリリー

語呂も良く気に入った名前だった。
メダカ用に一房100円で買ってきて水鉢の中に入れておいた。
夏前だったか、ある日驚きが待っていた。

水鉢に真っ青な花が咲いていた。
布袋草の花だった。

昔、ひととき単身赴任していたことがあり、その時に「これを持って行け」と上司から渡されたものがあった。
メダカだった。
「赴任先の近くには、古い陶器屋があるから、そこで大きめの鉢を買え」「水槽より鉢がいいぞ」と上司は言った。
生きたメダカは貰ってしまったし、いつまでもバケツの中に入れておくわけにもいかず、最初の日曜日に早速水鉢を買いに出かけたものだった。
鉢はたくさんあったが、一番大きい物を買った。もちろん自前で。

ある日、宅急便が届いた。
水草が入っていた。なんとこちらは後輩からだった。
ビオトープって言うんです。やって見てください」などと一文が添えられていた。

メダカ物語には、いろいろと新しい発見があり、驚いたことを思い出す。
あいつはメダカ好きだったのか、水草に凝っていたのか、あいつも上司からメダカを押し付け?られたのか・・・・などなどである。

メダカは上司が家で飼っており、たくさん孵化し、その都度あちこちにあげていたのだった。

「メダカも元気ですが、入れておいた布袋草に花が咲きましてネ!」と飲んでいた時、上司に放したた。
「そうか、綺麗だろう!」「ウォーターリリーっていうんだ。あれがガンジス川の濁り水の中に咲いて流れて行くんだ!」と上司は誇らしげに言った。
以来、布袋草のことをウォーターリリーと思い込んでいた。なにせ、響きがとてもいい!

その後メダカは生育に失敗して絶えてしまったが、そうとは言えない、ひそかに買って来て飼育したことが忘れられない。
買った鉢は、赴任が終わった後は持ち帰り、今は家にある。

そして先ほどの事、その鉢の中にコメダカを見つけたのだった。
枯れたウォーターリリーを見て、写真がないか探したりしてみた。そんなことをしていたらネットであることを発見してしまった。
なんと! ウォーターリリーとはスイレンのことで、布袋草はウォーターヒヤシンスとあるではないか!

どちらも綺麗ではあるが、語呂はやはりウォーターリリーのほうがいい。
受け売りで、あちこちにウォーターリリーのことを自慢げに話した来たが、まあいいか、当分はこれでいくか、リリー

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