千曲川旅情・・・Vol.1031

友人が散歩中に出会った石碑に刻まれた歌のことなどを書いていた。弘田龍太郎の「叱られて」だった。それで思い出した。

今年は忘れていた。毎年今頃になると思い出し、少し胸が切なくなる歌があったのだった。
“小諸なる古城のほとり”で始まる島崎藤村の「千曲川旅情の歌」だ。
故郷の歌でもある。

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なすハコベは萌えず ・・・・
あたたかき光はあれど 野に満つる香も知らず ・・・・
暮れゆけば浅間も見えず 歌悲し佐久の草笛 千曲川いざよう波の
          岸近き宿にのぼりつ 濁り酒濁れる飲みて 草枕しばし慰む
昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ ・・・
・・・・
千曲川柳霞みて 春浅く水流れたり ・・・

昔、小諸懐古園の城跡では、誰かが吹く草笛の音が流れたりしていた。今でも誰か吹いているのだろうか?
“草笛”が好きな人が多かったのだろう。“くさぶえ”という小冊子もあった。「戦後50年を振り返って」とか時々のテーマで北佐久郡にお住いの人たちが書いていた、もちろん短歌も載っていた。
発行者は「北佐久PTA母親文庫」というもので、長い歴史をもつ。信州の教育熱心さや文化的なものへの憧憬が垣間見られもする。

1くさぶえIMG_9983
左は昭和47年2月発行の「くさぶえ」、右は平成8年1月発行。

雲白く畑中の道を行く、春浅く浅間山が霞む。草笛が聞こえる。さあ、千曲川の瀬音を肴にいっぱい飲るか。そんな私の“止まり木”のバックミュージックでもある。
今夜は雨もあがりそうだから、意識して歌を口ずさみつつ、一杯飲ることにしよう!
六さん、思い出させてくれて、ありがとう!

2浅間連峰IMG_6474
浅間連峰

🎶 千曲川旅情の歌 🎶


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