仰げば尊し・・・Vol.1021

涙して帰って来た。

昔から涙もろいところはあった。中学生時代や高校時代、映画などに感動して涙が出て、映画館の薄暗闇の中、周りに気づかれまいとそっと涙を拭いていたものだ。当時は「男が涙するなんて」という意識も強く、恥ずかしいという想いを持っていた。
大人になっては、大人が人前で涙を見せることは避けたい気持ちが勝っていた。
歳が寄ってからは、涙もろいのは年取ったせいだ、と言われるのがいやなのだろう、やはり人前で涙することを良しとはしていない。

そんな自分だが、今日は人前で泣かされてしまった。
あぶない、と思いつつ、じっと目を閉じたり、体育館の天井をみあげたりしていたが、涙がジワーッと滲んできてしまった。

地元の中学校の卒業式だった。
卒業していく生徒たちが、15年の人生の中の3年間の思い出や、父母への感謝などを話した。小学校時代はダメな自分だった、中学生になったら変えようと思った、好きな陸上をすると決めていた、3年間走った、今悔いはない、そんな彼が語るグランドへの想い。ほかの女子生徒は、部活で何百時間も過ごした体育館の話。また別な子達は、些細なことで喧嘩した友、合唱祭で一致団結したクラスメート、3年間の青春物語を熱く上手に語り歌にする。「春の、この空気の匂いが好きだ。入学の時もこんな空気が流れていた。そしてまた今その空気が流れている。イイ3年間だった」と語り出し、そして未来への決意を語る。ああまさに彼らは青春時代を生きているんだなあ、とこれでもかと訴えかけてきた。

感謝の最後は先生方へだった。自分たちで考えた卒業生たちの言葉と歌の締めくくりが、♩ 仰げば尊し ♫ だった。
親や友達への感謝の後は、先生方への感謝だった。

正直、これには驚いた。
長いこと卒業式には出ているが、初めて聞いた。
自分が卒業した時は、公式ソングだったが、その後全国でも歌われなくなったと聞いている。
これを生徒たちが選んで最後の曲に持ってきた。
これで涙はさらに溢れてしまった。
私が涙するくらいだから、先生方は堪らなかったことだろう!

式後、来賓控室で、来賓たちも言っていた。
「泣かされたね」「○○さんなんか、涙と鼻水でグシャグシャだったよ!」
その〇〇サンは、「花粉症なのよ!」と言いつつもまだハンカチで鼻ではなく目の涙を拭いていた。


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きょうも行こう!

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