水害・・・Vol.1479

「沢尻には家を建てるな」と昔から山の地域に住む人の間には言い伝えがあり「山国に住む人間は常に治山治水に関心を持って生きて来た」と、昨年刊行された『へんくつ一路』の著者が書いていた一節を思い出している。が、「我が家はそんな沢尻にあった」と著者。戦後の6月、ある日の夕刻、明るかった西の空が急に暗くなり冷たい一陣の風が頬を撫でた。「これは来るぞ」と思ったとたんに雨がポツポツと地面をたたきやがて雷雨となっ...

マンガとうしろめたさ・・・Vol.1475

気が弱いのだろう。人の目が気にならないと言えばウソになる。昔、通勤電車に乗って職場に仕事に出かけていた頃の話だ。電車内は新宿まではほとんど座れたので、寝てしまう時もあったが、新聞と週刊誌を読む時も多かった。新聞と言ってもスポーツ新聞、週刊誌と言っても週刊漫画だが・・・。もちろん文庫本などもカバンに入れてはいたが、あまり読んだ覚えはない、まじめなものは疲れるため、と言い訳をしておこう。ゴルゴ13は愛...

梅雨明け・・・Vol.1470

グループリーグ終了とともに梅雨が明け、光り輝く夏がやって来た。午前中はボランティアで関わっている小中学校の「道徳公開授業」を覗いてきた。家を出ると小川のせせらぎが聞こえてきた。が、近くに湧き水はあるがせせらぎが聞こえると言うほどのものではない。なんだろうと思って足を止めると、わかった。裏山の木々が風で擦れて“せせらぎ”のような音を出していたのだった。夏の太陽はカッと暑く照り付けてくるが、時々強く風が...

意志も固く、水晶体も硬く・・・Vol.1459

白内障くらいで何を大袈裟に!と言われてもいるが、私としては大変だった。何しろ手術そのものが半世紀ぶりだったこともある。昔20歳のころに盲腸(虫垂炎)の手術をして以来、手術はしたことがなかったから不安が大きかった。手術そのものは、痛くもかゆくもなく無事終わった。「両目を閉じずボヤーッと前を見て居なさい」とドクターに言われるまま手術用寝台に横になっていればよかった。アメリカ製の手術マシーンが時々「Downn...

エイトマン・・・Vol.1458

“鋼鉄の胸”のように意志も固い。手術日が決まり、事前事後のスケジュールが示される。ドクターXのクリニックは毎週木曜日が手術日となっている。1週間前に手術説明があり、日曜日から目薬を差すことと軟膏を塗ることが始まった。手術当日は朝から30分おきに5~6回、瞳孔を広げる目薬を差してから病院へ行く。日帰り手術のみをおこなっているので、時間を節約するために自宅で出来る準備は自分でしていくのだ。当然目の焦点が定まら...