ドイツW杯・余談・・傷心のアルト・ハイデルベルク Heidelberg・・・Vol.1321

アルトは“古都”とか“古き”というような意味だそうだ。ハイデルベルクはまさに“古き良き”という言葉がピッタリな町だ。丘の上から見下ろすと眼下に旧市街が広がりネッカー川がゆったりと流れていた。架かる橋がアルテ橋。ハイデルベルク大学の学生たち、ボート競技部の選手たちだろう、白い運動着からはちきれんばかりの両腕で力強く舟を漕いでいる姿もあった。ここに来るのは今回で2度目となる。一度は大分昔の、いわゆる青春時代...

ドイツW杯⑤・日の丸とミカン・・・Vol.1320

スタジアムには日の丸が振られ、幕もあちこちに掲げられた。「世界は 僕らをまっている」があり、隣には「夢」もあった。第3戦のブラジル戦では前半34分に玉田が先制ゴールを決めるも前半ロスタイムにロナウドに1点返され、1:1。後半に入るとブラジルの怒涛の攻撃で結果は1:4で完敗。ジーコジャパン・サムライジャパンの夢・野望は空しく散った。勝ち点はブラジルが9、豪州が4、クロアチア2、日本が1、最下位だった。「...

ドイツW杯④・中田英寿・・・Vol.1319

日本第2戦、クロアチア戦、ニュルンベルク。現地時間、2006年6月18日15時、試合開始の笛が鳴った。大きな山場は2回あった。ひとつは前半26分、PKを与え万事休すかと日本サイドは誰もが思った。ところが鬼神・川口能活が左に横っ飛びしスパーセーブを見せる。私はゴール裏右上に陣取っていたが彼の後ろ姿はまばゆいばかりだった。もうひとつは後半6分だ。歓喜の瞬間が訪れるはずだった。FW柳沢敦がドフリーで目前のゴールに突...

ドイツW杯③・二宮清純氏・・・Vol.1318

スタジアムの入口付近でスタッフらしき人と話し込んでいる人が見えた。思わず「二宮さん!」と声を掛け、続けて「私はあなたのファンです!写真を一緒にいいですか?」と口走っていた。嘘ではない、私は彼の嫌味のない辛口のサッカー批評が好きで、ファンと言っても間違いではなかった。今までTVの画面(思わずブラウン管といいそう)を通してしか知らなかったが、その彼が目の前にいたのだった。あとで年甲斐もなくミーハーだった...

ドイツW杯②・集合写真・・・Vol.1317

そういえば空港ではみんなが出迎えていてくれた。勿論断る理由などなかったので、一緒に仲良く記念写真を撮ってもらったものだ。ニュルンベルクでは、すでに相当厳しい状況になっていた。初戦の豪州戦で日本はすでに1:3で敗れていた。この時はまだ豪州はアジア地域のメンバーではなかった。2002年に韓国をベスト4に押し上げた知将フース・ヒデンクが豪州の監督となって我らの前に立ちはだかったのだった。前半26分、中村...