赤いベンチ・・・Vol.1447

公園にあるベンチもいいが、それ以外の、たとえば道端などにポツンと置かれているベンチなどはもっといい。座ってもいいし、座らずに横目で見ながら通り過ぎるのもいい。置いてくれた人や座った人、眺めて通り過ぎた人、どんな人だろうと想像することが楽しい。そんな気分にさせてくれるから、好きだ。神奈川県葉山の湘南国際村に“リゾートホテルに泊まって研修を”というようなコンセプトで出来たロフォス湘南という研修施設がある...

信、義、誇り、卑怯・・・Vol.1446

小さいころ親によく言われた。あまりそういうことをした覚えはないのだが、嘘ついたらダメだよ、悪さしたらダメだよ、と。「悪さをして誰も見ていないと思ったら大間違いだよ。ちゃんとお天道様(おてんとうさま)が見ているんだからね」「ウソツキは泥棒の始まりだからね」と。この頃、この言葉を思い出すことが多くなった。「記憶にない、記録がない」のオンパレードだ。本当の記憶喪失者に失礼ではないか!と思うほど忘れろと言...

段取り・灰寄せの席・・Vol.1445

庭に出ていたら「Fちゃん、いるかい?」そう言いながら近所のSおじさんが庭に入って来た。畑で採れたというアスパラを持っていた。義妹のFが家の中から出てき「まあ、おじさん、いつもすみませんね~」などと言葉を交わしていた。オジの葬儀のため信州の実家に帰った時のことだ。Sさんは亡くなった私の叔父Aの小中の同級生、86歳だ。「今月末に同級会をやることになっていたが、1か月前にAから今年は出席できないと連絡があってね...

終活・・・Vol.1444

叔父が亡くなり信州に出かけた。私の親父は9人兄弟で、このオジが一番歳下だったが9人兄弟の最後に86歳で逝った。これで父を含めて父方のオジ・オバは全員天上の人となった。母方では6人兄弟中、母を含めてまだ3人が何とか健在。母は今月下旬老人ホームに入る。来年で満100歳になるが、私の名前はまだ言える。妻のことは私の嫁とは言えるが名前はもう思い出さない。妻の両親は母が平成2年、父が9年に他界し、妻の伯父は母の弟1人に...

イワギキョウ・・・Vol.1443

「こどもの日」から2週間ばかり経った。こどもの日に近所の施設のバザーで知人から買った桔梗が2鉢。サワギキョウとイワギキョウだ。ふと見たら咲いていた。同時に紫の花が咲き出すのだろうと勝手に思い込んでいたがアブナイところだった。イワギキョウのほうだ。ハチの後の壁が白いので見過ごすところだった。紫ではなく白い花をつけていた。それも同時ではなくサワギキョウはまだ花開いてはいなかった。背景が黒っぽいところに移...

小町通り・・・Vol.1442

鎌倉・鶴岡八幡宮へ鎌倉駅から歩いて行く場合、主な道が2つある。ひとつは若宮大路、もう一つが小町通り。小町通りは相変わらずの人気で平日でも人の波だった。老若男女,邦人・異邦人問わず賑わっていた。「田舎っぺ丸出しで調子悪くない?」「何言ってるんだ、この歳で見栄もへったくれもあるモノか」卑下しているわけでもない、歳相応の人生の余裕とでも言った風の会話が聞こえた。「記念写真を撮ろう!」となって3人並び、もう...

隠れ銀杏・大銀杏・・・Vol.1441

葉山に行く途中、鎌倉で電車を降りて鶴岡八幡宮に寄ってみた。8年前に強風で倒れた大銀杏も気になっていたこともある。倒木の大きな根本は西隣に移されて、そこからも新芽が伸び出していた。大銀杏の元の場所にも若木が緑の葉をつけスクスク伸びていた。大銀杏は樹齢1000年とも聞くが、「若木が立派な大木になるには数百年はかかるでしょう」などと団体旅行者に説明しているガイドさんの声が聞こえてきた。「そうか、今生きて...

ボランティア精神 2 ・・・Vol.1440

もう一つを忘れるところだった。アブナイ、アブナイ。やはり児童養護施設がらみだが、昨年、施設を経営している友人を福岡に訪ねた。その時の話だ。私は主義主張もいい加減で宗教者でもないが、彼は敬虔なキリスト教徒だ。「驚いたよ!」と言って数枚の写真や手紙を見せてくれた。朝鮮戦争時、板付基地に配属されたアメリカ軍人からの便りなどだった。1年前に、施設では誰も知らない元アメリカ兵から届いた、今はおそらく90歳代...

ボランティア精神 ・・・Vol.1439

“ろうそくの灯り”や“暖炉の火“のことなど素敵なことを「つくばの街で あれこれ」発信している方がいる。今日はホプキンス選手や歌手ジェロのことに触れていた。アメリカ(人)の素敵なところを書いていた。(私のブログにリンクさせていただいているので詳しくはそちらを)アメリカ人で思い出したことが2つある。普通のアメリカ人のことだが。先日「こどもの日」に近くにある児童養護施設に顔を出した。近所の人や様々な人で10...

小さな旅・好きな場所・・・Vol.1438

久しぶりにやって来た。ここに座ると気持ちがいい。そんなことで、以前は時々ここにやってきたものだった。神奈川県葉山町にある山口蓬春のアトリエだ。明治26年生まれの日本画家。彼は戦後から昭和46年に亡くなるまでここで暮らしこのアトリエで絵を描いた。アトリエの設計は山口と芸大の同窓だった建築家・吉田五十八。吉田は数寄屋建築を独自に近代化した建築家だ。山口は妻を通じて北澤楽天と親交があった。春の緑に包まれ...

思い出のアルバム・・・Vol.1437

ある日、それは突然にやって来た。友人のMが1枚の写真を送って来た。「どこで撮ったか覚えてはいないが人はだいたいわかる」とあった。懐かしい日々の写真だった。皆若くいい笑顔だ。9人いて、私は3人の名前が思い出せない。もう亡くなった人(快男児S)もいた。顔ぶれから仕事がらみには間違いないが、私も場所は思い出せなかった。共通の友人TがMに送ってきたのだそうだ。Tが“夜逃げ”だか”終活“だかの準備をしていたら出てき...

花日記(湯殿川)・・・Vol.1436

5月7日(月)、薄曇り。GWも終わり、子どもたちの声もなく家の周辺にも日常の静けさが戻って来た。人の姿もまばらになったので庚申様のまわりの水遣りと湯殿川整備(大人の川遊び)に出かけた。バラ蒔いたコスモスの種が芽を出してきている。午後から雨の気配もあるが、水をやった。川辺には3,4年前に植えたアヤメがあちこちに花開いていた。オキザリスも何とか咲いていた。ただ、マメに手入れをしないので草茫々が気になるが...

花日記・・・Vol.1435

5月6日(日)、快晴。芍薬が咲き出しそうだ。午後にはもっと花開くだろう。4日にはバラ、ミカン、アヤメが咲き出した。牡丹だったか芍薬だったか?歳のせいではないと思うが、すぐに忘れる。念のため確認してみた。牡丹は樹木、芍薬は草で茎が枯れてまた春に芽が出てくる。そうそう我が家のものは芍薬で間違いない。1件落着。アヤメも気になったが調べることはやめにした。以前やはり調べたことがあって結局、花菖蒲なのかなん...

子どもの日・・・Vol.1434

近所の子どもの施設でイベントがあり出かけた。鯉のぼりが気持ちよさげに泳いでいた。模擬店やらゲームコーナーやら演奏会やらとは別にバザーもある。知人夫婦が山野草やらを売っているのでまずそちらに顔を出した。バザー会場は林の中にあり気持ちいい空気が流れていた。「相棒のグッズだよ。相棒、知ってる?見てる?」と若い女性の売り子が群がる子ども相手に話していた。「何だろう?」と気になったが、子供を押しのけるには大...

神仏習合・淡島さま・・・Vol.1433

地域の淡島様。昔は今の穎明館高校がある山の上にあり、高校が出来るときに移った、今の老人ホーム心成苑がある山の上に。心成苑が出来るときにまた山を降りて、心成苑前、市道横山60号線脇にお移りなされた。小さな祠の淡島さまだ。山の上に鎮座されていた頃は、そこで村人が囲み一杯飲ったそうだ。村には神主がいないので地域にある龍見寺の坊さんが祈りを奉げたという。山から降りてからは5月3日に地域の会館で供養をしてい...

蒙古・・・Vol.1432

昔は、蒙古といえばジンギスカンだった。今は少し違う。今は、蒙古といえばタンメンだ。近くのセブンイレブンには毎日のように行きタバコやピーナッツなどを買うが、時々つい手が出るものがある。これだ。“蒙古タンメン中本”旨辛味噌。少々辛いがこの辛さが病みつきになっている。癖になる味だ。食べると元気になるのではない、元気な時に食べる。ボランティア活動で町内を歩きまわったせいか疲れたがエネルギーが湧いてきたようで...

花日記・・・Vol.1431

〇〇年〇月〇日、オダマキが咲いた。△△年△月△日、オダマキが咲いた、今年は去年より3日早かった。◇◇年◇月◇日、オダマキが咲いた、一昨年とほぼ同じ時期だ。どうということはなく、ただ各年比較が面白かったのだろう。畑日記は、やがて花日記のようになり、最後の方はサッカー観戦記やらスタジアムの入場チケットの半券やらが貼り付けられることが多くなっていった。そして面白いことに、飽きっぽい性格がはっきりと出ていた。1年...

畑日記・・・Vol.1430

以前はノートに“花日記・畑日記”などをつけていた。平成元年に近所の畑を借りたのが始まりだった。子どもの情操教育にもいいし妻も喜んで畑にでてくるかとも思ったのだったが、そのうちに畑に出るのは私一人になった。それでもめげず、よく畑に行った。木陰はなく炎天下でも、土などを掘り起こした後の一服の味が良かったからだ。何年か続いたが、ある日「畑の雑草はマメに取ってくださいネ!」と畑のオーナーに叱られた。おそらく...

陽だまり・・・Vol.1429

”ひだまり“という言葉が、いい。“木漏れ日”も好きだ。冬は裸木がいい、などとホントに思っていたが、やはり春の緑の木々も、いい。この椚田公園の“ひだまり”になっている広場にはいろいろな人が群れる。午前には年配の健康体操グループ、時々ゲートボールのグループも。午後になると学校から帰った小学生たち、5時のチャイムが鳴り響くと小学生たちが家に帰り、やがて犬仲間たちが三々五々やって来る。休日には幼子を連れたママ友...

月と晩酌・・・Vol.1428

昨夜の止まり木での一杯は、東天に月が昇り出した午後7時ころからとなった。幼稚園年長の孫などを連れて近所の殿入中央公園で遊んだりしていたからだ。長いローラー滑り台などもあり結構人気だ。キャッチボール(の真似事)などをしたりしていると夕暮れはあっという間にやって来た。そんなこんなで楽しみな晩酌は“春の宵”から少しずれた。“つまみ”は、もちろんいただいた竹の子だ。庭の雑草取りのついでに採った数個の“ノビロ”と...

その後の竹の子・・・Vol.1427

「ピンポ~ン」とチャイムが鳴った。庭に出ていた妻が「Nさんよ~」と私を呼んだ。「これっ」とNさん。Nさんの家の竹の子だった。皮を剥く前に記念の写真を1枚撮った。つくづく先日、他家の(Nさんちのモノではなかったが)竹の子を盗らないでよかった、と実感した。悪さをしなければ良いことが向こうからやって来る、もんだ!先日湯殿川沿いの散歩中に、Nさんちの川沿いの竹林を覗いたことがあったが、ひょっとしたらNさんが...

GW・・・Vol.1426

ゴールデンウィークが始まった。毎日がGWのような私でも、なぜかソワソワし少し心が弾んでくるから不思議だ。だからといって特別な予定があるわけではない。決まっていることは、近所の行事2つに顔を出すことと孫と「田名の鯉のぼり」を見に行くこと、あとは定番、犬との散歩、夕刻の止まり木での一杯、そんなところだ。そんなことで愛犬との散歩に出かける。陽が高くならない涼しいうちに散歩をと思っているがついつい家を出るの...

祠と躑躅と酔っ払い・・・Vol.1425

裏山の林を抜けて畑に出る。畑のあぜ道を通り小道に出る。市の旧道横山60号線だ。小道の脇に祠がある。丁度ツツジが満開だ。昨夜は八王子の街中に出て一杯飲った。Kさんが昨年の今頃本を出版したが、近在の者でそのKさんを囲んだのだった。本の装丁を手掛けたI氏は都心に住んでおり、遠くなので声はかけなかった。そのI氏のブログを今日見たら、「昨夜ロレツの回らない酔っ払いから電話があった」とある。てっきり、それはカメラマ...